圏央厚木ICからスタートしたウォーキング。厚木PA付近で5㎞地点を通過し、いよいよ佳境を迎えた。
PAからのランプ路との合流を警告する警戒標識を通過すると、、
ランプ路が本線の高さに追い付いた。合流部と言う事で、街灯がわんさか立っている。
そう言えば、折り返しからPA分岐まで、街灯一本も立ってなかったな。夜は「常磐道」と言う事か。。
合流部。分岐部同様、路肩の幅に合わせて仮設ガードレールが連なる。
黒光りする初々しい路面がヤケドをするほど熱くなる頃、この封鎖は溶ける、じゃない解ける。。
人間合流用に設けられた隙間と同時に、ジョイントが登場。今までさらっと通過してきたが、、
真横から見ると、実はかーなり長い。
噛み合せの部分で1m弱、両側のコンクリ部分も入れると77号の幅車一台分程度の長さがある。
最も、8mもある区画線がそうであるように、クルマで駆け抜ければ一瞬に過ぎないのだが。
でも、その一瞬が、この道路にとってはとっても重要。
そうした「場面」をじっくり見る事が出来るのも、ウォーキングの醍醐味のひとつだろう。
銘板。ここを境に、施行者(受注者)が「三井住友建設」から「IHIインフラシステム」に変わった。
ジョイントから間もなく、仮設ガードレールの途絶と同時に合流レーンが終了。
なお、この辺りがサミットで、勾配が下りに転じる。
サミットより、その原因である座架依橋。これぞ二度と撮影不能な一枚。フェンスがあってだね。。
標識にある「厚木土木事務所東部センター」は、2010年4月、相模原市の政令指定都市移行に伴い消滅した相模原土木事務所の後継組織。相模原市内の業務はそのまま市に移管されたが、それ以外の管轄地域(大和・座間両市)は受け皿が無かった為、厚土に別セクターを新設して対応した。
サミット直後、圏央厚木ICまで400mを案内する標識が登場。
PAの影響で、この標識も本来より100m、インターに近い。そんなイレギュラーな標識の直後、、
電光掲示板が登場。
表示内容は二通り。「圏央道へようこそ」と、参加者を出迎えるパターンと、、
「圏央道 3月30日開通」と、開通日を案内するお仕事的なパターン。要するに、、
開通後も来てねと言う事ですね分かります(違
「ふたつの顔」を持つ(?)電光掲示板を過ぎると、次のジョイントに。
銘板。今度は「IHI」から「銭高組」に施行者が変わった。奥は座架依橋。
緩やかに下りながら、往路で潜ったバルーンの前を通過すると、、
路肩にイベント会場らしい看板が登場。
手前に並ぶ椅子や奥のテントの通り、ここで開会式が行われたようだ。
ここも一大撮影ポイント。知らない人との記念写真を撮って、そそくさと撤収。
私にとっての「上客」は、この板では無く、その直後に掲げられた、、
この板だから。。
最終案内となる本標識、登場。間もなく、本線とお別れする事になる。。
その本線の先では、インターのランプ路が重層的で(人によっては)芸術的な曲線を描く。
ゴール間際のオフランプと、スタート直後のオンランプ。混雑具合は同じだが、内実はまるで違う。
そんな似て非なる両ランプだが、開通後の利用者が非常に少なそうと言う点では共通する。末端・相模原愛川ICの至近で並走する129号も殆ど混まない為、高尾山ICまで伸びて中央道と接続されるまで、250円を払って相模原方面と出入りする「物好き」は殆ど居ないだろう。「ある一日」を除いて。。
本線と減速レーンを分かつ線が、長方形から徐々に「成長」する台形に変わると同時に、
今日を過ぎると暫く暇な日々が続くオフランプの規制速度を予告する標識が登場。
PAでは「ランプ」だったが、こちらは「出口」となっている。同じように、「PA」じゃダメだったのかね?
分岐地点。最終的に、破線は一畳分ほどにまで成長。標識もそうだが、間近で見るとホントデカい。
直後、その破線程度のサイズの黒いゴム製シートを白い防煙シートの上に並べた
粗っぽい「減速帯」が登場。地と柄の色が見事に反転。そんな事より、何だこりゃ?
最初(外回りからチラ見した時)は工事車両のタイヤに着いたアスファルトの油を除去する油取り紙の類かと思ったが、そうでもないみたい。となると、何かを養生する為のもので、ゴムべらは飛んでかないようにする為の重し?何にせよ、躓き易くて結構危なかった。
お子様や老人といった、足元のリスクが高い面々も参加するイベント会場には、あまり相応しいものでは無かった。まぁ一義的にはコケるヤツが悪いのだが、一般人を対象にした「絶対安全」なイベントである以上、段差を解消する為のひと工夫があっても良かったかなとは思う。「通行止」とか(最悪だよ
万一コケて打ち所が悪かった時の為に、、ではないが、分岐先の本線上には、「第3救護所」と
合わせて救急車が待機していた。ランプ路とは違い、こちらは「暇」に越した事はない。。
正体不明の組織「ウォーク本部」の脇を抜け、減速ドットライン(DL)の引かれたランプ路へ。
出口を案内する発光式の標識はまだ未設置だった。本線区間のオオトリ不在とは殺生な。。
主不在の支柱を見送ると、勾配が本線とは逆の登りに転じると同時に、ジョイントが登場。
「関口高架橋」から「Bランプ橋」に移った。その直後には管理用の梯子。アーチ状のガードが付いて
いる為真後ろに落ちる心配は無いが、真下に落ちる可能性はある。もちろん落ちたら救急車だ。。
そして、Bランプ橋に入ってすぐ、、
ゴール。。
・・・の割に、随分と質素っすね。位置もかーなり中途半端だし。
まぁいいや、この立て看板と一緒に写真に納まる訳でもないし。。
急カーブを警告する標識が登場。
右方向に目をやれば、本線越しにAランプ橋。わぉ、さっき歩いた時は殆ど実感無かったが、
あんな高い所を歩いてたのね。なるほど、道理で警備員付きパイロンだった訳だ。。
ランプ路の頂上に当たる急な右カーブを曲がると、、
第二ゴール、出現。。
「記念」じゃなくて「疑念」だね。。
私も含め「第一」で必死こいて写真撮った人達、本当に「お疲れ様でした」。。
そんな「がっかりゴール」付近より、高架から築堤に移った直下の本線。
両方向とも、海老名側のランプ路分合流部付近からペイントが未施工だった。
緩やかな下りに転じた後、美しい曲線を描く内回り(海老名方面)へのオンランプを潜ると、、
右カーブが終了すると同時に、高架区間の終点であるジョイントを通過。
そして、頭上のAランプ橋と同じ左カーブに移った直後、、
第三ゴール、登場。もうね、仮設トイレ感覚かよと。。
ところで、右側のガードレールは二段式。
高架を抜けたとはいえ、まだ結構な高さがあるのだろう。それこそ、「人生のゴール」に逝ける程の。
カーブの途中であまり言われたくない、「合流あり」の警戒標識を過ぎると、、
「ここまで」の付いた「直進以外禁止」の標識の登場と共に、外回りからのオフランプと合流。
個人的には、ここの方がよっぽどゴールらしかったな(笑)。ところで、「一方通行」の標識は?
合流直後。間もなくカーブと下り勾配が終わり、、
誰もがそう思うであろう、真のゴールを迎える。ますますあの立て看板はなんだったんだろう。。
名残惜しんでかどうかは定かではないが、ゴールを目前に振り返る。
全ランプ路の集合写真。
「緑」と「赤」の共演は、入口と出口から成るインターチェンジと言う場所を象徴するようだ。
ごった返すブース前。右側には「あゆコロちゃん」のグッズ等の販売店舗もといテント。
そんなものには目もくれず、左のテントに直行し、、
「完歩証」、ゲットだぜ。脚の痛みが、完歩の実感をより強める。長かったぜ、6㎞。。
改めて出口ブースを撮影し、、
12:24、ゲートオフ。。
ゲートをくぐると、左側に管理棟用の駐車場が登場。
今日は、シャトルバスの折り返し地点としても使われていた。
そのシャトルバスは大行列。何と言っても長距離を歩いた後。座れなければ地獄だろう。
一般道が下を通過。この路面のレベルが元々の地面の高さだから、
インター全体が盛り土によって嵩上された高い位置にある事がわかる。
写真を撮り損ねたが、この立体交差の直後、コースがオフランプから管理用のUターン路に移る。
そのUターン路。地肌むき出しの両側の路肩など、明らかに「仮設」な雰囲気だ。
この空き地が、その原因だろう。
将来的には、厚木秦野道路からのランプ路が更に2本追加される計画だ。
最も、左右どちらも開通時期は未定で、構想段階の右側は、実現するか特にアヤシイが。
あれ、でも厚秦からの車はノンストップか、現行の一般道用の料金所とは別の専用料金所を経て圏央道本線に入る事になるから、実際には、現行料金所の脇に「乗り換え専用」のランプ路が追加され、(専用料金所の有無は別にして)その先で現行ランプ路と合流する事になるハズだが・・・あったかな、そんなスペース。流石に現行料金所は移動しないだろうし。
この手前、厚木北(仮)との間に本線料金所(TB)があれば、
厚木ICでの小田厚→東名のように、現行料金所だけで済むんだけど・・・
これ、そうか?
ちょい狭いが、ブースの位置を上下線でオフセットすれば3つくらいは付けれるし、細長いのはその為とも言える。国交省のHPを見ても、本線TBについての記述は一切ないので、確証は無いが。。
今後の動向が気になる空き地越しに見る、現行料金所。
あゆコロちゃんが「焼き豚」になりかけているように見えるが、気のせいだよね。。
歩道橋の前をうにっと曲がり、1時間半前に歩いた現行オンランプに合流。
ピンボケの失敗写真を撮った後、、
ブース脇の駐輪場へ。左奥、よくみたら大型車の計量所があった。制限は、確か25トン。。
ちゃんと守って欲しいトン。以上、あゆコロちゃんからのお願いでした。。
相変わらず大賑わいの駐輪場から相棒を引っ張り出し、、
記念撮影。普段はズームなんかも使ってカッコつける所だが、状況的にこれが限界だった。
去らばだ料金所、 6日後にまた会おう。
最も、潜る事はもう二度とないと思うが。ウチの最寄、元祖厚木ICなんで。。
帰りは押し歩き。まぁ登りだから丁度いいやね(問題発言
出口側車線が左右に分離すると同時に、緩やかなS字カーブに。
このカーブの意味に気が付いたのは、帰宅後どころが開通後だったと言うのだから情けない。。
カーブを曲がり切った所が出口。当時はまだ無かった案内標識の内容は、、
こうなりました。
国道129号に到達。本日限りの貴重なウォーキング区間が、ここに終了する。
左に曲がり、まだ横断歩道の無いランプ路出入口を横断し、国道を渡る上依知歩道橋へ。
おっと、圏央道も列記とした国道だから、「129号を渡る」でないとダメか。
国道468号。まぁそもそも期待はしていなかったが、やはり無かったね、おにぎり。。
全線自専道でおにぎり付きの路線って、かなり少ないんだろうね。
番号(おにぎり)では無く道路名がメインだから、おにぎり無くても困らんからね。
我らが小田厚(国道271号)と青崩峠でやらかした三遠南信道(国道474号)くらいか。
まぁ小田厚は、厳密には平塚以西は自専道では無いが、実質自専道なので。。
ランプ路前を横切る側溝。
思えばこの「場違い」な側溝が、このインターの本質を雄弁に物語っていた。
そんな事などつゆ知らず、圏央厚木ICを後にしたあほまるなのであった。。
6日後、開通の喜びと共に、その迂闊さを痛感する事になる。
- 第一部・完 - 4月1日 17時00分 公開